ハンセン銀行での金貨(ゴールド)の購入方法
香港のハンセン銀行(恒生銀行)では日本居住者でも金(ゴールド)の金貨や金塊(ゴールドバー)を購入することができます。
※2017年3月頃よりハンセン銀行に口座がないと金が購入できなりましたが、口座の開設方法(というより私のハンセン銀行口座開設体験)はこちらです。
香港の香港島のセントラルといわれる金融街にハンセン銀行のヘッドオフィス(本店)があります。その本店のエスカレーターで下ったフロアで金を購入することができます。
「GOLD」と記載のある列に並んで順番を待って、順番がきたらカウンターで金を購入したいことを伝えて、ハンセン銀行のキャッシュカードとパスポートを渡します。
どの種類の金(ゴールド)が欲しいか聞かれるので、希望する種類を伝えて購入書類にサインをすると代金が口座から引かれて、金(ゴールド)を受け取ることができます。口座に残高がない場合にはその場で香港ドルの現金を口座に入金して支払うこともできます。
※ハンセン銀行では2017年3月6日から金(ゴールド)の購入は口座保有者だけに変更になりました。窓口でキャッシュカードとパスポートを提示して、金の購入代金は普通預金口座から引き落としされますので、購入記録は残ることになります。マネーロンダリング対策の一環ですかね。不便になりました。(~_~;)
ハンセン銀行の口座開設方法(口座開設体験?)はこちら
ハンセン銀行の金価格は下記の通りです。(毎日というか数時間ごとに変わります。)
私は、ナゲットコイン(カンガルー金貨)の1oz(1オンス約31.1グラム)を購入してます。上の価格表のNugget(1 Ounce Troy)と書かれているものがカンガルー金貨の価格です。Bank Sellと記載があるのは銀行の売値、つまり顧客(私達)が買う価格です。
売りと買いのスプレッドが50HKドル(約700円)なので、非常に安いです。
ハンセン銀行は金の売買手数料が安いのと、日本のように消費税がかからないのが魅力的です。参考に同じ日に日本で金貨を購入すると.....、
この日に日本でカンガルー金貨を1oz購入すると、177,935円
香港のハンセン銀行で同じものを購入すると.....、158,130円(11,295HKドル×14円)
香港の方が20,000円近く安く購入できます。
カンガルー金貨は毎年図柄が変わるので、コレクションしていても楽しいですよ。
日本の税関での申告方法
金貨を日本に持ち込む際に税関で、申告書に記入が必要になります。
税関でたまに金貨を見せて下さいと言われることがあるので、金貨と購入時のレシートを見せればそれで問題ありません。
免税範囲なので、堂々と日本に持ち込むことができます。
私は香港に行くたびカンガルー金貨1ozを1枚ずつ購入してコレクションしています。個人でお土産に購入するのであれば、日本で買うよりも手数料と消費税の関係でお得なんですよね。
なぜ金の密輸が増えているのか?
最近、金(ゴールド)の密輸が問題になっているというニュースを見る機会が多くなりました。
金の所持自体は違法なものではなく問題がありませんが、日本に持ち込む際に税関にて申告が必要で、免税範囲を超えていれば消費税等を支払う必要があるのですが、それを行わずに持ち込む人が多くてなっているらしいです。
なぜそんなことをするかというと、日本国内で金を売却すると、消費税を上乗せして売ることができるので、その差益をとることができるからと考えられます。
国際的には金(ゴールド)には消費税がかからないとする国がほとんどです。日本で消費税を導入する際に、なぜ日本では非課税にしなかったのか不思議でなりません。
当初は消費税が3%だったので、差益をとることを目的に海外から金を密輸しようなんてことはなかったようですが、消費税が5%、8%と上がっていく過程でこのことに気が付いた人が海外で金を購入して日本に持ち込み、それを国内で売却して消費税分を儲けようとしているからだと思います。
いままで税関の申告書には金の所持の有無の記載欄はありませんでしたが2018年あたりから、申告書に記載欄を設けて金の所持を確認しているようです。
また金属探知機まで設置して怪しい人は、金塊を身に着けてないかどうかのチェックまではじめています。(^_^;)
2019年10月には消費税が10%に上がることが予定されています。今後も税関検査は厳しくなると思われますので、ちゃんと申告した上で無税で日本に持ち込みましょう。(^_^;)